受験勉強のゴールのイメージ

「牢獄の庭を歩く自由より、嵐の海だが、どこまでも泳いでいける自由を、私なら選ぶ。」

少し古い漫画ですが、「沈黙の艦隊」と言う漫画の主人公「海江田四郎」が作中で放つ言葉です。興味のある方は、読んでみて下さい。

さて、私の友人に対照的な2人がいます。

一人は、有名大学を優秀な成績で卒業し、優秀な営業マンでしたが、今は派遣社員をしています。

もう一人は、高校卒業後社会に出て、決して優秀な営業マンというわけではありませんでしたが、今はある企業の経営者をしています。

派遣社員の彼は、物事が上手くいかない時は、いつも誰かのせいにし、ブツブツと誰かの文句を言っています。

一方、経営者の彼は物事が上手くいかない時も、決して他人のせいにはせず(ブツブツ愚痴は言いますが笑)、自分がどうすれば生き残れるのかをアンテナを伸ばしてチャンスを伺っています。

皆さんはどちらでしょう?

冒頭の海江田四郎の言葉が思い出されます。

派遣社員の彼は、牢獄の中を文句を言いながら歩いていますが、経営者の彼は、経営という嵐の海を四苦八苦しながらも進んでいます。

どちらが優れているかということではありません。

私が言いたいのは、「ゴールのイメージを持っているか否か」です。

2人ともに転職回数は多いですが、その理由の中身が興味深いです。

派遣社員の彼は、「仕事で嫌なことがある」と転職をします。一方、経営者の彼は、「知識と経験と資金」を得る為に転職をします。

どうですか?同じ「転職」をするにしても、「ゴールのイメージの有無」で結果は大きく違います。

勉強も一緒です。

受験勉強は楽ではありませんよね。「進学した先で何がしたいのか」も重要ですが、とりあえずは、「苦手科目の克服(ゴール)をした結果どうなるのか?」を考えてみてください。そして、その先にある次の結果も考えてみてください。

最終的には、「人に指示される側でブツブツ文句を言う」か、「人に指示する側でブツブツ愚痴を言う」か、そういう未来になることも考えられませんか?(どちらにしてもブツブツ言ってますね笑)