言葉②

先週水曜日が1学期の最終授業。受験生たちに、ブログ「言葉」で伝えた言葉のその下に書くよう指示したのである。

ホワイトボードに「竹刀」と書いて、何と読むか一人の生徒に問うた。読めない。二人め、「しない」と読めた。次の生徒に何に使う道具か聞いた。答えられない。次の生徒が「剣道」と答えた。

「竹刀」の下に「木刀」と書いた。そして、木刀がどのようなものかの説明をし「剣道」と「剣術」の違いを説明した。

「木刀」の下に「真剣」と書いた。そして次のように説いた。

真(まこと)の剣で戦うことが「真剣」なのだ。相手からの「面」を受けるほんの一瞬前に、相手の「小手」をとらえて勝負を決する剣道とは戦い方が全く異なるのが「真剣勝負」なのだ。たやすく、「真剣に」という言葉を使う者が多いが、本来、「真剣にやる」とは、ある意味、命をかけて物事に取り組むことを言う。来週から夏期講習が始まる。「命をかけろ」とは言わない。ただ、それ相当の覚悟をもって夏期講習に臨んでほしい。

「覚悟をもって夏期講習に臨む」「真剣」。この二つを書くよう指示した。

前に書いた「言葉」と合わせ、多くの生徒の心に響くものであることを祈る。